Kawasaki ZX-4 メンテナンス・カスタム情報

Kawasaki ZX-4 メンテナンス・カスタム情報-キャブOH(第1回)

2000.10.6 UP!

久々にZX-4を動かしたら、な〜んか調子悪い。 アイドリングで止まる。 エンジンが波打つように回る。 パワーがない。

っつーことで。 キャブのOHをしてみました。
初めてのキャブOH、かつ4連キャブ。無茶ですね〜。 でも、勢いでやってみました。

キャブをOHするには、まずキャブを外さなければなりません。 まずエアクリーナカバーを外します。

さて。ここでタンクを外すのですが・・・ 私のZX-4の持病として、「タンクコックOFFにしてもガソリン漏れてくる」というのがあります。
急いで作業しなければなりません←直せよ>俺
一気にホースを引き抜き、ドライバーを差し込みます・・・が、ドライバーよりホースが太い。あれ? だばだば漏れるガソリン。とりあえず戻し、ガムテープ用意。 一気に塞ぎました。 ぐるぐる巻きにして、漏れてこなくなったら別置。 しかし、傾けたら今度はキャップ側からガスが・・・ひえ〜。 タンク周りは完全に見直そう・・・

次に、エアクリーナーBOXと外していきます。ちょっとゴムのキャップが固いですが、ちょっとこじれば外れます。
エアクリーナーBOX内のボルト(4本)をキャブに落とさないように外すと、いよいよキャブとご対面です。

ZX-4のキャブ。 エアクリーナー外したところ。

 

まず、アクセルワイヤ(2本)を外します。このとき、ハンドル側もはずしとくと楽です。 あと、チョークワイヤも外します。 どちらも、ゆるめてぐっと引っ張れば簡単に外れました。
どっちがどっちか忘れないように、外したアクセルワイヤには紙でマーク付けときます。

さて。 エンジン側です。 ホースバンドをゆるめて、いざ。 ぐいっ!ぐいっ! ・・・やっぱ外れないか・・・仕方ないので、用意していたシリコンスプレーをインシュレータに吹きます。
で、密着してるのを外すように−ドライバで軽くこじってやる。すると・・・ すぽっ! 案外簡単に抜けました(笑

外したキャブ。手前のビンに入っている赤い液体がキャブから抜いたガソリン。
サビで真っ赤・・・(爆

外したキャブ。汚ねー!そもそも、なんで1番だけ赤く染まってるんだ? もしかして、漏れたガソリン・・・? 気を取り直して、キャブからガスを抜きます。
底のドレンゆるめて・・・あう・・・出てくるガスがサビ色・・・ というか、ドレンが詰まってるのか、でてこないとこすらある始末。
みんな、たまにはドレンからガス抜こう(笑
ひっくり返したりして、何とか抜きました。 まず、あまりにも小汚い周りの掃除。 パーツクリーナー&スチールたわしでごしごし。
・・・まあまあきれいになりました。 細かいところは目をつぶろう・・・

さて、メインのフロート室内部です。 一気にやると混乱しそうだったんで、一気筒づつばらしていきます。
今回はフロート室のみやるつもりだったので、まず、蓋外します。 いよいよフロート室を空けてみる。

フロート室のふた外したところ。
底にはサビが泥のようにたまり、赤く染まっている。

あう・・・底に錆が・・・泥のように・・・なんか緑のヘドロみたいなものも・・・ よく走ってたな、ZX-4。
当然、ジェットもひどい。 本当は真鍮の黄金色のはずが、なんか錆で染まって赤い・・・ メインジェットとスロージェット外して、しばらくキャブクリーナーに漬けとく。 そのあと、歯ブラシでこする。細い針金で穴を通す(←真似しないように)
ちなみにスロージェット外すには、柄の細い−ドライバが必要です。結構奥まったとこにあります。 ちなみにちゃっちいドライバのせいで固くて回らなかったんで、 結構ビビリながらドライバをプライヤでつかんで、一気にまわしました。

あと、一般に外さないほうがいいというパイロットスクリューですが、これも外しました。
一応戻し回転数確かめて・・・ なんかバラバラ。おまけに規定値(2〜3回転)にも合ってないのが3気筒。ん〜?

1番
2番
3番
4番
2.3
1.9
1.9
1.5
パイロットスクリュー戻し回転数。 2と3がそろってる以外、みごとにバラバラ。特に1番と4番の差は一体・・・・。

外した後の穴とかもすべてキャブクリーナ吹き込み。 ん〜、なんかニードルが思いっきり段ついてるみたい(サビの粉で削れたのか?)。これは交換したほうが良さそう。

で、外したジェット類を組み付け。パイロットスクリューはとりあえず規定値(2〜3回転)の間をとってすべて2.5回転戻しとしておきました。 ・・・以上の作業を4気筒。疲れた・・・

終わったら取り付け。
外しておいたアクセルワイヤつなぐのにちょっと手間取ったが、キャブ本体は問題なし。シリコンスプレーの力か、あっさりはまりました。 はめるの大変って聞いてたので、ちょっと拍子抜け。
タンクをつける。なんかホースの口からガスが・・・ ホースを外してみると、ひび割れ。 予備のホースもないし、取り急ぎひび割れてるホースの口の部分を切り取り、付け直す。危ないなあ・・・
すべて元に戻して、とりあえず洗車。 こぼれたガソリンのにおいがなくなったのを確認し、エンジン始動! フロートにガスがたまってないのか、なかなかかからない。 あせる。


・・・かかった! とりあえずアイドリングを合わせる。・・・安定してる。よっしゃ、やった甲斐あり。 オーバーフローとかしてないことを確認して、テスト走行。
なんか回転重いな〜。波打つように上がってく。 やっぱニードル思いっきり段ついてたのがまずいのかなあ・・・
パイロットも2.5は行き過ぎたか?同調もとってないし。
とりあえずニードル変えて、同調とって、それでどうかだな。

っていうか、タンクのサビ何とかしろよ<俺

・・・っつーことで。
次回はタンクのサビ落とし&コックからだばだばガソリンを止める&タンクキャップからのガス漏れ止める&ニードル交換&キャブの同調だ〜!

今回の教訓。

・基本メンテはちゃんとやろう!(核爆

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